ごあいさつ
SDGs(持続的可能社会)を目指して、世界は脱炭素社会に向けて大きく動いています。我が国でも2022年には、プラスチック資源の循環を促し、社会課題の解決に繋ぐことを目的に「プラスチック資源循環法」が施行され、容器包装に加えて製品プラの回収も始まりました。また、環境省ではさらなる資源化に向けて、昨年[再資源化事業等高度化法」が成立し、今年の施行に向けて検討が進んでいます。また、経済産業省でも「成長志向型の資源自律経済戦略の実現に向けた制度見直しに関するとりまとめ」に基づき、資源有効利用促進法の改正が閣議決定されました。
昨今のように社会課題としてリサイクル・資源循環と叫ばれる以前から、私たち中間処理業者は容器等の資源化に携わってきたプロ集団として経験とノウハウを培ってきました。そして、その知見を元にさらに社会に貢献したいという強い思いから全国容器循環協議会を立上げました。
現在までの取り組みとしては、自然災害が多い日本において再資源化のインフラが止まらないよう、私たちが利害関係を越え、全国横断的に支え合う仕組みとして「BC連携ネットワーク」がスタートしました。また、大きな課題である「リサイクルを阻害する異物混入問題」中でも「リチウムイオン電池の混入による発火・火災」についても取り組んでいます。
私たち協議会は、積極的に情報発信をしながら、今後とも一歩ずつ着実に皆様のお役に立つ協議会として歩んでいくつもりです。
どうぞご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2025年 4月
一般社団法人全国容器循環協議会 会長 武笠 行男
